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EPoX EP-8RGMI
2003/08/08 作成
2003/09/22 更新
はじめに

以前から M-ATX マザーが欲しかったのですが、「高パフォーマンスかつ遊べるマザー」がなかったため、なかなか購入に踏み切れませんでした。
しかし最近になって、FSB や CPU 倍率、各種電圧が変更可能な M-ATX マザーが数社から出てきました。

色々と情報収集した結果、最終的に BIOSTAR M7NCG v1.4 と EPoX EP-8RGMI が候補に残りました。
前者は PCI &メモリスロットが 3本あってサウスブリッジが MCP-T なのに対し、後者は PCI &メモリスロット 2本で サウスは MCP。
機能的には M7NCG v1.4 の方が上ですが、残念なことに ATX12Vコネクタが付いていません。一方、EP-8RGMI には付いてます。
今回購入する M-ATX マザーは 235W 電源で使う予定のため、やはり ATX12Vコネクタがある方がいいだろうということで、EP-8RGMI にしました。


外観 & 特徴

▼ ボードレイアウト(245 x 245mm)


▼ ボードリビジョン


▼ ノースチップ ▼ サウスチップ

▼ ノースシンク取り外し直後 ▼ サウスシンク取り外し直後

▼ サウンドチップ ▼ LAN チップ(物理層)

▼ バックパネル部


▼ 外箱&付属品
・ マニュアル類
 (※英文マニュアルです)
・ ドライバ CD-ROM
・ FDD ケーブル
・ IDE ケーブル(80芯)x2
・ COM ポート出力ブラケット
・ I/O シールド


▼ 特徴
長所 ・ ATX12Vコネクタがある
・ FSB 100-250MHz まで 1MHz 単位で設定可能
・ CPU 倍率変更可能(ただし、「9倍」は選択不可。また、「13倍の壁」あり)
・ 電圧変更可能
   Vcore 1.40〜2.20V まで 0.025V 刻み、Vagp 1.5〜1.8V まで 0.1V 刻み
   Vdimm 2.50/2.63/2.77/2.90V、Vdd 1.6/1.8/2.0V
短所 ・ PCI &メモリスロットが 2本しかない
・ IDE コネクタの位置が悪い
・ ノースシンクが貧弱
・ CPU ソケット周りにクーラー固定用の 4つ穴がない
その他 ・ USB2.0 ブラケットや S/PDIF ブラケットは付属していないが、マザー上に出力ピンがあるので、別途用意すれば使用可能
・ ゲームポートや IEEE1394 端子はないので、必要な場合は拡張カードを用意しなければならない


発 熱

EP-8RGA+ のレビューでも少し書きましたが、内蔵VGA 機能をもつ nForce2 のノースチップの発熱は凄いものがあります。
今回の 8RGMI のノースチップも相変わらずの激熱でした・・・

ケースに入れる前にバラック状態で動作確認したのですが、WinXP インストール中、純正ノースシンク(グリス塗り直し済)の温度は最高で 69.3℃にもなりました(室温 28℃)。
実際 指で触ってみたところ、熱すぎて 1秒と触っていられませんでした (^^;
ちなみに その時の設定は、苺皿 1700+@166x10 / Vcore 1.40V / Vdimm 2.63V / Vdd 1.6V で、内蔵VGA 使用です。
こりゃ、ノースシンクの換装必須だな。


オーバークロック

この板の FSB 耐性を簡単にチェックしてみたところ、スーパーπ 104万桁取得限界は Vdd 2.0V で FSB225 程度でした(外部AGP 使用時)。
ちなみにバラック状態で、純正ノースシンクに 6cm ファンを追加しています。
室温が 30℃近いこの季節、OC はあまり伸びませんね・・・



CPU ソケット周りをよく見ると・・・

既に書いたように、この板の CPU ソケット周りにはクーラー固定用の 4つ穴がありません。
しかし よく観察してみると、穴があるべき場所は空きパターンになっているので、工具と度胸(笑)さえあれば穴が開けられるかもしれません。
私は小心者なので やりませんが(逃
参考までに、8RGMI と 8RDA3+ の CPU ソケット周りの写真を載せておきます。

▼ 8RGMI ▼ 8RDA3+


常用環境

通販で注文していた M-ATX ケースが届いたので、早速組み込みました。
構成は以下の通りです。

CPU 苺皿 1700+@1.66G(166x10 / Vcore 1.40V)
M/B EPoX EP-8RGMI(Rev1.1 / BIOS 3729)
Memory 512MB(256MBx2 / FSB と同期)
AGP
PCI1
PCI2
内蔵VGA 使用(Detonator 44.03 / コアクロック 250MHz に OC)
Minton ILLUSION DVD
カノープス SSC100
FDD ALPS 2Mode FDD
HDD Seagate Barracuda ATA IV(ST340016A 40GB)
DVD 東芝 SD-M1612(RPC-1 化)
その他 Sigma Designs REALmagic Remote Control(COM1 に接続)
Nidec 超静音ファン(8cm角)@1600rpm(ケース側面に装着)
アイネックス FC-01(ファンコントローラ)
ケース YeongYang YA206-X03-235SA/SLT(W136 x D370 x H329)
電源 CWT CWT-235MD12(ケースに付属 / 235W)
OS Win2000 SP4
DirectX 9.0b / nForce2 ドライバパッケージ v2.45
冷却 CPU KANIE Hedgehog-typeW + 山洋静音ファン(6cm角)@1500rpm
ノース サーマルコンポーネント 50EX50x58(ファンレス)
サウス ZALMAN ZM-NB47J(ファンレス)
その他 レギュレータにメモリ用のチップシンク装着

M-ATX ケースは初めてだったのですが、やはり一般的な ATX ケースと比べると扱いにくいです。
例えば、メモリの交換などは DVD ドライブを外さないとできません。
とにかく筐体内が狭いので、手順良く作業を行わないと、もう一度バラす羽目になります (^^;

さらに誤算だったのが CPU クーラーです。
当初、CPU クーラーに『鎌風』を使おうと思っていましたが、このクーラーは背丈が高いため、CPU ファンがケースのフレーム部と干渉してしまい、載せることができませんでした(泣)
代わりに別マシンで使用中の Hedgehog-typeW を載せることにしましたが、CPU の冷却に 8cm ファンが使えないのは ちょっとイタいです。

組み立て完了後、OS インストールしてスーパーπ と 3DMark2001SE を数時間 同時実行してみたところ、熱暴走するということはありませんでした。
ただ、Hedgehog-typeW を 6cm ファン 1基(1500rpm)で冷却しているため、CPU 温度は それなりに高くなるようです。
CoolON 使用でアイドル時 48℃、シバき時 62℃まで上がりました(室温 28℃)。
室温 30℃超えるような日は、ファンコントローラでファンの回転数を上げる必要がありそうです。

ケース側面に「Intel 推奨のパッシブダクト」なるものがついています。
本来は外気をケース内へ取り込むためのものらしいですが、私の場合は 8cm ファンを両面テープで貼り付けて、ケース内の空気を外部に排気しています。

ケース背面に 6cm ファン を 2個取り付けることができますが、静音性の観点からケースファンは側面部の 8cm ファン 1個のみを使用しています。
前面パネルです。
上段が FDD、中段が 5インチベイと電源スイッチ、下段がオーディオ&USB ポートになります。
ちなみに、このケースにはリセットスイッチがありません。
筐体内です。
CPU ファンやノースシンク周りに障害物がないため、ケース側面部の 8cm ファンから効率良く排熱できます。


まとめ

今回は「TV 出力専用のリビング PC」をコンセプトに製作しました。

カノプのダウンスキャンコンバータ(SSC100)の画質ですが、以前使用していた G450 や RadeonVIVO の TV 出力画質より若干シャープだと思います。
デフォルトの発色は少し薄いように感じたので、付属のユーティリティ(SmartCommander)で調整しました。
使い勝手も なかなか良く、BIOS 画面から TV 出力されるので、PC モニタのない部屋でも問題なく使用できます。

なるべく騒音の少ないマシンにするため、今まで使ったことのないゴムワッシャやドライブ用の防振ゴムなども使用しました。
冷却ファンの回転数もなるべく抑えてあるので、そこそこ静かなマシンに仕上がったと思います。

それにしても、M-ATX ケースは小さくていいです。
これまで使用していた ATX ミドルタワーケースは、家族から邪魔物扱いされてましたから (^^;



2003/09/18 追記
『8rdavcore』による低電圧化

8RGMI は BIOS での Vcore 下限が 1.40V なので、「もう少し下げられればなぁ」と思っている方も多いはず。
そのような場合、『8rdavcore』というツールを利用することで、更なる低電圧化を実現できる可能性があります。
このツールは中・上級者向けですので、使用方法の解説などは行いません。悪しからず m(_ _)m
下記の BBS 関連スレッドを読んで内容が理解でき、興味をもたれた方のみ、自己責任でお試し下さい。

8rdavcore v0.5.5(CUI 版)の動作報告
8rdavcore v0.6.1b(GUI 版)の動作報告


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