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センチュリー ACS-35FU2
2003/03/04 作成
2003/03/25 更新
はじめに
我が家には LAN ケーブルの取り回しの都合上、スタンドアローンになっているマシンが 1台あります。
今まで このマシンとデータをやり取りする際、CD-RW に焼いていたわけですが、データのサイズが大きいと焼くのに時間がかかって面倒です。
そこで、ちょうど バラ4 40GB が放置状態になっていたということもあり、外付け HDD ケースを購入してバラ4 を外付けドライブとして利用することにしました。

外付けケースを購入するにあたって、
・ USB2.0 / IEEE1394 両対応
・ タテ置きとヨコ置きが可能
というのが必須条件でした。
結局、これらの条件を満たし、かつデザインが気に入ったセンチュリー 『ACS-35FU2』 を購入しました。
お値段は SuperCOM にて \11,780(税別)。


外観&ケース内部
ケースを分解する際、LED ケーブルに注意してください。無理に引っ張ると切断する可能性があります。
ケース内部はかなりシンプルです。
冷却ファンはついてませんが、アルミ製なので ある程度は放熱性に優れていると思います。

▼ ケース内部



HDD 載せる前に、基板を外して搭載チップをチェックしました。
IEEE-IDE 変換チップは OXFW911、USB-IDE 変換チップは D8927GC、物理層は FW802A のようです

▼ 基板


▼ 変換チップ



HDD 組み込み完了後、電源ON。ブルーLED が綺麗です。

▼ ACS-35FU2 の雄姿(笑)



ベンチマーク
【測定方法】
ACS-35FU2 を以下のデバイスに接続してベンチ測定しました。
・ EP-8RDA+ オンボード USB
・ EP-8RDA+ に接続した I・O DATA 『USB2-PCI2』 ※NEC製 D720100AGM チップ
・ EP-8RDA+ オンボード IEEE1394
・ EP-8K3A+ に接続した玄人志向 『USB2.0GPCI』 ※NEC製 D720100AGM チップ
・ EP-8K3A+ に接続した SB Audigy の IEEE1394 ポート(笑)

#それぞれのデバイスに接続してベンチを行う際、ACS-35FU2(バラ4)はフォーマットして空の状態。
#ファイルシステムは NTFS。
#デバイスマネージャで ACS-35FU2(バラ4)の書き込みキャッシュを有効にしてあります。

ベンチマークは以下の順に行いました。
1) HDBENCH v3.40 β6
2) SiSoftware Sandra Standard 2003.1.9.31 -File System Benchmark-
3) CrystalMark v0.6.19.56
4) IDE 内蔵 HDD → ACS-35FU2(バラ4)に 3.23GB の MPEG ファイルをコピーし、終了するまでの時間を測定

1)〜3) はお馴染みのベンチですね。
4) は実際の使用方法を想定してのテストです。
今回、外付け HDD ケースを購入した目的は、IDE HDD にあるデータを ACS-35FU2(バラ4)にコピーして他のマシンで使うことですからね。


【測定結果】

EP-8RDA+ / Win2000 SP3 EP-8K3A+ / WinXP SP1
オンボードUSB USB2-PCI2 オンボードIEEE USB2.0GPCI Audigy IEEE
HDBENCH
(100MB)
Read 19677 14823 34853 14859 39158
Write 27075 17021 25696 14004 20949
RRead 13593 11182 13913 10922 13796
RWrite 10065 7782 7673 6280 8325
Sandra 2003 Drive Index 15699 kB/s 11743 kB/s 25740 kB/s 11247 kB/s 24010 kB/s
Buffered Read 29 MB/s 18 MB/s 41 MB/s 17 MB/s 42 MB/s
Sequential Read 20 MB/s 15 MB/s 38 MB/s 15 MB/s 39 MB/s
Random Read 7 MB/s 6 MB/s 6 MB/s 5 MB/s 6 MB/s
Buffered Write 28 MB/s 18 MB/s 34 MB/s 14 MB/s 21 MB/s
Sequential Write 26 MB/s 17 MB/s 34 MB/s 14 MB/s 20 MB/s
Random Write 9 MB/s 7 MB/s 8 MB/s 8 MB/s 7 MB/s
Average Access Time 6 ms 6 ms 9 ms 7 ms 9 ms
CrystalMark
(100MB)
Read 19.4 MB/s 14.5 MB/s 34.3 MB/s 14.5 MB/s 38.1 MB/s
Write 27.4 MB/s 16.4 MB/s 25.1 MB/s 13.8 MB/s 20.1 MB/s
RandomRead 17.7 MB/s 13.5 MB/s 25.6 MB/s 13.2 MB/s 25.5 MB/s
RandomWrite 22.0 MB/s 15.3 MB/s 25.0 MB/s 12.5 MB/s 18.3 MB/s
ファイルコピー 3.23GB 2分13秒 3分24秒 2分06秒 4分31秒 3分08秒


【問題発生】

総合的に見て最もパフォーマンスが高いのは EP-8RDA+ のオンボード IEEE1394 のようです。
しかし、ちょっとした問題も。。。OS 再起動すると ACS-35FU2(バラ4)を認識してくれません(汗)>再現率 100%
IEEE1394 ケーブルを挿し直すと認識するので使えなくはないですが、ちょっと面倒です。
BIOS の Ver や OS 変えても同じだったので、8RDA+ のオンボード IEEE がタコか、ACS-35FU2 との相性が悪いのだと思います。
他の 4つのデバイスに接続した場合、再起動後も正常に認識していました。

2003/03/22 追記
EP-8RGA+ のオンボード IEEE1394 に接続してみましたが、8RDA+ 同様、Windows 起動と同時には認識してくれませんでした(汗)
ACS-35FU2 の電源を入れ直すか、ケーブルを挿し直すと認識されます。
う〜ん・・・8RD(G)A+ のオンボード IEEE1394 は少し癖があると言わざるを得ません。


【USB2.0 と IEEE1394 の比較】
USB2.0 と IEEE1394 を比べた場合、転送速度の理論値は USB2.0 の方が高速ですが、実使用においては IEEE1394 の方が有利なようです。
また、USB2.0 や IEEE1394 のホストコントローラーチップによっても速度が かなり違ってきます。
NEC製 D720100AGM チップは安定性・互換性が高いと言われていますが、パフォーマンスはイマイチのようです。
一方、8RDA+ の オンボード USB や IEEE1394 は後から登場したコントローラーということもあり、パフォーマンス的には優れています。

USB2-PCI2 と USB2.0GPCI は同じコントローラーチップが搭載されていますが、前者の方がベンチ結果が良くなっています。
これは、私の環境に原因があるかもしれません。
ベンチ測定時、USB2-PCI2 には他の USB 機器は接続していませんでしたが、USB2.0GPCI にはプリンタやスキャナ、ハブなどを接続していました。
また、EP-8K3A+ には PCI カードが何枚か挿さっており、USB2.0GPCI と INT 共有しているデバイスがあり、さらに常駐ソフトも満載です (^^;


【疑問点】

ベンチ結果を見て疑問に思ったことがあります。
ACS-35FU2 の内部基板とバラ4 は、40芯の IDE ケーブルで接続されています。
この時点で、転送速度の上限は 33 MB/s に制限されるはずですよね?
しかし、8RDA+ オンボード IEEE1394 や Audigy IEEE1394 ポートに接続した場合、33 MB/s 以上出ている項目があります。
これは一体どういうことでしょう? 何かご存知の方、教えて頂ければ幸いです。


まとめ
一度に大量のデータをやり取りでき、速度もそこそこ速い。ホットプラグに対応しているので、接続も楽です。
欲を言えば、PC に連動して電源の ON・OFF を自動で行ってくれる機能をつけて欲しかったです。
今のところ、外付けケース単体で販売されている製品には、この機能はないようです。
メルコの外付け HDD には PC連動AUTO電源機能を備えたモデルがあるようですが、HDD が付属している分、値段もかなり高めです。

マニュアルによると、ACS-35FU2 は OS の起動をサポートしていないらしいので注意して下さい。
ブートドライブとしては使えません。データドライブ専用となります。

3月に別売キットとして『セキュリティ・キー』なるものが発売されるようですが、私は買わないと思います。
500円くらいなら買ってもいいですが、そんな安値は絶対にあり得ないだろうし(笑)




2003/03/22 追記
CPU 負荷率
「USB2.0 と IEEE1394 の CPU 負荷率の違いは どの程度ですか?」という問い合わせがあったので、ちょっと実験してみました。
IDE 内蔵 HDD → ACS-35FU2(バラ4)に 1.90GB の MPEG ファイルをコピーし、その間の CPU 負荷率の推移をタスク マネージャで観察しました。
なお、CPU は AthlonXP 2400+@2700+(166x13)、OS は WinXP SP1a です。

結果は。。。
■ EP-8RDA+ オンボード USB 接続 … 22〜35%
■ EP-8RDA+ オンボード IEEE 接続 … 10〜22%

ということで、USB 接続の方が CPU 負荷率が明らかに高いという結果になりました。
以前から USB の CPU 負荷率の高さは噂には聞いてましたが、かなりのものですね (^^;



2003/03/25 追記
CPU クーリング機能を妨害
普段、CoolON を使用して CPU クーリングを行っているのですが、ACS-35FU2(バラ4)を USB 接続すると、クーリング機能が働かなくなるようです。
ちなみに環境は、EP-8RDA+ / AthlonXP 2400+@2700+ / WinXP SP1a / オンボードUSB です。
ACS-35FU2(バラ4)を外すと CPU 温度が下がり始めるので、間違いなくコイツがクーリング機能を妨害しているようです。
これって、USB2.0外付けHDD 全般の仕様なのでしょうか??



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