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Sigma Designs Xcard (with JovePlayer)
2003/10/03 作成
2003/11/05 更新
はじめに

以前から欲しいと思っていた REALmagic Xcard(英語版 BOX)を入手しました。
Xcard は なかなか値崩れしなかったのですが、BLESS にて \9,980 という驚きの低価格で販売されているとの情報を得て、購入を決意しました。

本レビューでは、Xcard 自身の機能や使い勝手について あまり触れるつもりはありません。
というのは、すでに 1年以上も前に AV WatchPC Watch にてレビューされているからです(笑)
そこで今回は主に、Xcard の操作性を飛躍的に向上させる HTPC ソフトウェア 『JovePlayer』 について ご紹介しようと思います。



インプレスの記事の補足

先程 紹介したインプレスの記事は情報が少し古いので、簡単に補足しておこうと思います。

【外観】
PC Watch のレビューでも少し触れられていますが、Xcard の前身である Hollywood Plus と比べると、サイズが一回り小さくなっています。
よって、小型ケースでも問題なく使用できます。

▼ Xcard(左)と Hollywood Plus(右)



【チップの刻印】
インプレスのレビューで使われた Xcard の EM8475 チップを見ると、「0209 REV.A」という刻印があります。
一方、そのレビューから 1年以上経って購入した私の Xcard のチップはというと、写真のとおり「0219 REV.AT1」との刻印。
チップのリビジョンは変わっているものの、製造週は 10週しか違っていませんね (^^;
きっと、あまり売れてないんだろうなぁ(爆)

▼ Xcard の EM8475 チップ



【Xmedia Player】
Xcard 専用再生ソフト「Xmedia Player」の現在のスキンは、インプレスで紹介されているものとは異なります。
なお、2003年10月3日現在の最新ドライバ&アプリケーションのバージョンは 2.0 Beta です。
今のスキンの方がスッキリしていると思うのは私だけでしょうか?

▼ 現在の Xmedia Player(DVD ビデオ 『マトリックス』 再生中)



【Xcard と Hollywood Plus との主な相違点
すでに HW+ 互換カードを所有している私が わざわざ Xcard を購入したのには、いくつかの理由があります。

まず決定的な理由として、HW+ は 2GB 以上の動画ファイルをシークできない仕様だからです。
再生はできるものの、早送りや早戻し、スライダーバーによるサーチなどが全く行えません。
2GB なんて、MTV2000 で 1時間くらい TV録画(VBR 7-9Mbps)すれば簡単に超えてしまいますからねぇ…。
一方、Xcard では 2GB 以上のファイル再生時におけるシークの問題点が改善されています。

次に、Xcard はコンポーネント出力に対応しています。
うちの TV にはコンポーネント入力端子があるので、これを使わない手はありません。

第3 に、Xcard は MPEG4 のハードウェアデコードに対応しています。
私は たまに DivX ファイルを TV で観たりするので、CPU にほとんど負荷をかけることなく再生できるのは有り難いです。

最後は、やはり JovePlayer が使用可能ということですね。
このツールの存在は以前から知っていたので、Xcard を入手したら是非とも使ってみたいと思っていました。


JovePlayer

【概説】
Xcard は基本的に動画を再生する機能しかなく、Windows のデスクトップ画面を TV出力することはできません。
よって、動画ファイルを選択したりする際は、PCモニタ上なり TV の別系統なりに Windows 画面を別途表示させる必要があります。
そのような煩わしさを解消するために登場したのが JovePlayer です。
このプレーヤーを利用することで、ファイル選択・オプション設定・画像のスライドショー・シャットダウンなど実に様々な作業を、TV画面上で リモコン操作することが可能になります。

レポート執筆時の JovePlayer の最新バージョンは v2.2.2 です。こちらのページの最下段からダウンロードできます。
なお、このソフトはシェアウェアで、10日間の無料お試し期間があります。
継続して利用する場合は、レジストキーを購入する必要があります(20ドル)。

これから行う解説は v2.2.2 を使用しています。他のバージョンでは少し異なる部分もあるかと思いますが、その点は ご了承下さい。
また、これは あくまで私の環境での使用例にすぎませんので、参考程度に ご覧頂ければと思います。


【TV画面上で リモコン操作できるようにするための下準備】
1) JovePlayer をインストールしたら、スタートアップに JovePlayer のショートカットを作成しておきます。
これにより、Windows 起動後に JovePlayer が自動的に起動し、TV画面上にメインメニューが表示されるようになります。

▼ メインメニュー画面


2) JovePlayer を起動し、タスクトレイの JovePlayer アイコンを右クリックして「Options」を選択します。
オプションダイアログの [General] タブにある PowerButton の設定を「Power Menu」に変更し、「適用」ボタンを押します。
これにより、リモコンの右上にある赤いボタンを押すと、TV画面上に Power Off メニューが表示されるようになります。

リモコンの SEL ボタンで「Quit」を選択すると、JovePlayer が終了します。再度 リモコンの赤いボタンを押すと、JovePlayer が起動してメインメニューが表示されます。
一方、「Shutdown」を選択すると、文字通り PC がシャットダウンします。
このように、簡単なリモコン操作によってシャットダウンまで行えてしまうわけです。

▼ オプションダイアログの [General] タブ

▼ Power Off メニュー画面

3) ここまで設定すれば、TV画面上で一通りの作業をリモコンで行うことが可能になったはずです。
JovePlayer のオプションダイアログには他にも色々と設定項目がありますので、ご自分の環境に合わせてカスタマイズしてみて下さい。


【メニューの日本語化】
デフォルトのメニュー画面は全て英語表記ですが、こちらのページにある日本語ファイル(Japanese.xml)を使用することで日本語化できます。
まず、Japanese.xml ファイルをダウンロードし、JovePlayer がインストールされているフォルダ内にある StringTables フォルダにコピーします。
すると、オプションダイアログの [OSD] タブにある OSD Language の選択欄に「Japanese」が追加されるので、これを選んで「適用」ボタンを押せば完了です。

▼ オプションダイアログの [OSD] タブ

▼ 日本語化されたメインメニュー画面


【背景画像の変更】

JovePlayer の背景画像は自由に変更することができます。
まず、背景にしたい JPG 画像を用意し、JovePlayer がインストールされているフォルダ内にある Skins\Default フォルダにコピーします。
次に、現在の背景画像である background.jpg ファイルを、background_default.jpg など適当な名前にリネームします。
最後に、先程コピーした画像ファイルの名前を background.jpg にリネームし、JovePlayer を再起動すれば 背景画像の変更が反映されます。
※ 同様の手順で、Skins\Default フォルダにある画像ファイルを他の画像に差し替えることにより、メニュー画面のアイコンなども変更することができます。

▼ 背景画像変更後の JovePlayer



【拡張子の追加】
メインメニューの「音楽ファイル」や「動画ファイル」で選択可能なファイルの拡張子は、JovePlayer がインストールされているフォルダ内にある suffixes.xml ファイルに記述されています。
例えば m2p という拡張子は、デフォルトでは suffixes.xml ファイルに記述されていないため、JovePlayer では表示されず選択することができません。
このような場合、suffixes.xml ファイルをメモ帳などで開き、拡張子を追加(下図の赤線部参照)して保存してやれば、JovePlayer で選択できるようになります。

▼ 拡張子 m2p の追加



【動画ファイルを途中から再生する方法】
JovePlayer にはスライダーバーがないため、例えば 1時間の MPEG ファイルを 40分だけ観て、あとでその続きから再生したい場合はどうするの?という疑問が生じます。
延々と早送りボタンを押し続けるってのは かったるいですし(笑)

そのような場合は、まずリモコンで「4」 「0」と入力した後、早送りボタンを 1回押すことで、40分間一気に飛ばせます。
ちなみに、「4」 「0」と入力した際、画面上に数字が表示されます。
※ 同様に、数字入力後 早戻しボタンを押せば一気に戻せます。

あとは、リモコンの早送り/戻しボタンで微調整すれば、前回の続きから動画を観ることができます。
なお、リモコンの「TITLE」ボタンを押せば、画面上に現在の再生時間とファイルの総時間が表示されるので、微調整する際の参考になります。


【Keycode 購入】
無料お試し期間である 10日間を経過すると、Keycode を入力しない限り JovePlayer は使用できなくなります。
JovePlayer の操作性に一度慣れてしまうと、Xmedia Player は二度と使う気になれません (^^;
というわけで、Keycode を購入することにしました。
Kagi で購入すれば手続きが日本語表示されるので、英語が苦手な方でも問題ないと思います。
私も Kagi で購入したわけですが、手続き完了して約8時間後に Keycode がメールで送られてきました。


【JovePlayer 2.3 Beta】
v2.3 Beta がリリースされました。
リンク先を見て頂ければ判るように、修正点が かなりあります。

今回の目玉は、再生可能なファイル形式が増えた点でしょう。
音楽CD や WAV ファイルを始め、RealMedia 形式なども再生できるようになりました。
ただし RealMedia 形式に関しては、DirectShow フィルターを登録する必要があります。
また、v2.3 Beta の suffixes.xml ファイルには WAV が記述されていないため、自分で追加してやる必要があります。
上記 【拡張子の追加】 を参考に、<suffix name="wav" type="audio"/> と追加すれば、『音楽ファイル』で WAV ファイルが選択できるようになります。

v2.3 Beta の English.xml ファイルを眺めてみたところ、v2.2.2 と比べて内容が若干変わっています。
そこで、v2.2.2 用の日本語ファイル(Japanese.xml)をベースに、v2.3 Beta 用の日本語ファイルを作成しました。
メニュー画面を日本語化したいという方は ご利用下さいませ。
右クリック>対象をファイルに保存 でダウンロードして下さい。

v2.3 Beta 用 Japanese.xml

※一部 日本語化していない箇所もありますので、気になるようでしたら各自編集して下さい。
※もし、明らかに日本語訳がおかしい箇所がありましたら ご連絡下さい。



【JovePlayer 2.3 オフィシャル】
v2.3 オフィシャルがリリースされました。
今回の suffixes.xml ファイルには最初から WAV が記載されていました。しかし m2p は記述されていないので、必要な方は付け足しましょう。
メニュー画面の言語ファイル(English.xml)は v2.3 Beta と同じでしたので、『v2.3 Beta 用 Japanese.xml』 が そのまま使用できます。



まとめ

JovePlayer の解説を行いましたが、まだ数日しか触っていないので、このプレイヤーを使いこなせているとは言えません。
もしかしたら、今回解説した方法よりも要領の良い操作方法があるかもしれません。
「こんな便利な機能もあるよ〜」といった情報がありましたら、是非 お教え頂ければと思います。
内容によっては、このページで紹介させて頂こうと思います。

JovePlayer は ちょくちょく更新されていますので、今後の成長が楽しみです。
Xcard ユーザーで このプレイヤーを使ったことのない方は、これを機会に是非一度 お試し下さい。


更新履歴

2003/10/15 【Keycode 購入】 【JovePlayer 2.3 Beta】 追加
2003/11/05 【JovePlayer 2.3 オフィシャル】 追加



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